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伊豆の高校生がゴミ清掃100回目 地域とつながるきっかけ作りとして企画

100回目の活動参加者たちと撮影した修善寺大清掃

100回目の活動参加者たちと撮影した修善寺大清掃

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 修善寺地域を清掃するボランティアイベント「修善寺大清掃」が10月26日、通算100回目を迎えた。

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 伊豆総合高校の生徒たちが中心となり、NPO法人「サプライズ」のサポートで2011(平成23)年11月から始まった同イベント。

 「サプライズ」代表理事の飯倉清太さんは「自身で2008(平成20)年1月から行ってきた活動だったが、当時学生と修善寺の町との接点がなく、地域との関わりを持とうと思い、生徒会を中心にはじめた」と振り返る。

地域の大人など協力者が増えた現在だが、100回続けていく中で参加者が10人に満たなかったこともあったという。それでも継続した理由として、「同じ参加者1000人を呼ぶとしても、一度に1000人呼ぶのではなく、10人が100回集まる文化を作ろうと話し合った。そのため毎月学生たちを主体にした企画を継続できたと思う」と飯倉さん。

 清掃は雨天でも継続し、開始から8年4カ月が経過した今年2月で100回目を迎える予定だったが、新型コロナウイィルスの影響で初の中止となり延期。この日は8カ月ぶりの開催となった。延期期間中、参加者たちは高校生だけでなく、法人会やロータリークラブなど地域の人々がサポートとして参加。高校生と地域の接点が生まれた。

 飯倉さんは「継続していくためには参加者の自主性が大事。清掃活動は今後も高校生の自主性を尊重しながら200回目、それ以降を目指していきたい」と話す。

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