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沼津の日本茶専門店が「金箔のせ沼津抹茶ラテかき氷」 創業111周年記念で

限定のかき氷を持つ青木さんと堀内さん

限定のかき氷を持つ青木さんと堀内さん

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 日本茶卸・小売業「石田茶業」(沼津市青野)が5月15日、「金箔(きんぱく)のせ沼津抹茶ラテかき氷」の提供を始めた。

「金箔のせ沼津抹茶ラテかき氷」

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 1910(明治43)年創業の同店。現在は5代目の茶師である石田剛庸さん(45)が代表を務めている。今年の新茶初取引では沼津産の粗茶を、創業周年に合わせ1キロ11万1,000円で買い付けて話題となった。

 2018(平成30)年から「石田茶業 北口支店」(高島町)でかき氷の販売を始めた。同社広報担当の青木一さんは「お茶離れに歯止めをかけようと作ったティーバッグのほうじ茶、和紅茶と粉末の沼津抹茶が人気で、これらを活用してかき氷でも話題を作ろうと思ったのがきっかけ」と話す。

 限定メニュー「金箔のせ沼津抹茶ラテかき氷」は、山盛りのかき氷に沼津抹茶のオリジナルシロップをかけ、紅白の白玉だんごと小豆、ラテミルクに金箔をのせた。価格は111周年にちなみ1,110円で1日限定10食。

 かき氷を求めて山梨県から訪れた20代男性は「2年ほど前から毎年かき氷を食べに来ている。SNSを見て記念のかき氷が今日から始まると知り、このために来た」と笑顔で感想を述べた。

 青木さんは「北口支店は1978(昭和53)年にオープンしたが、この場所にお茶屋さんがあるということをまだまだ知らない人も多い。かき氷がきっかけとなって気軽に訪れてくれる人が増えたと思う」と話す。

 堀内晴巳店長は「お茶を使った新たなメニューを毎年考えていけたら。SNSやユーチューブを見て来てくれる若者が増え感謝している。近所や身近な方にも来てもらえたら」と呼び掛ける。

 北口支店の営業時間は9時~18時。日曜・祝日定休。かき氷は北口支店のみで提供。限定かき氷の提供時間は11時~15時。販売は9月末まで。

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