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三島でPayPay還元サービス開始 街なかの経済活性化目指す

「これをきっかけに来店してほしい」と呼びかける向笠さん

「これをきっかけに来店してほしい」と呼びかける向笠さん

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 三島市で6月1日、「がんばろう三島市!対象のお店で最大20%戻ってくるキャンペーン」が始まった。

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 対象店でQR・バーコード決済サービスのPayPayでの支払いを行うと最大20%還元されるというキャンペーン。20%還元は、1回の利用限度が2,000円、期間内の限度額は20,000円。処方箋での医薬品や税金、金券など一部対象にならない商品もある。

 今回のキャンペーンに三島市は1億円の予算を計上。商業観光課の山本賢人さんは「長引くコロナ禍の影響で消費が落ち込んでいる。今回はチェーン店や大型店でも使用できるようにし、経済の活性化を狙っていきたい」と話す。約5億円の経済波及効果を狙うという。

 対象店は三島市内の施設およそ1500で、取扱店の一つ「戸田塩だっ手羽 三島直売所」(三島市北田町)でも初日からPayPayを利用する客が多くなり、店員の向笠幸子さんは「1日の売り上げの4割がPayPayになるほど今回のキャンペーンはインパクトがある。常連客だけでなく、初見の来店も目立つ」と笑顔を見せる。

 来店客の男性は今回のキャンペーンについて「この店にはよく来ていて支払いはクレジットカードだったが、キャンペーンをきっかけにPayPayアプリを入れた。ほかの店にも寄ってみたい」と話す。

 普段は値引きや割引が難しいガソリンスタンドにも波及効果が見られ、PayPay払いを取り扱うENEOS三島梅名SS(三島市梅名)でも1日のPayPay利用客が20人ほどに増えたという。スタッフの高橋俊也さんは「PayPayのキャンペーンになると利用客が増えるが、今回のキャンペーンでは今まで以上の反応だ」と驚く。

 7月31日まで。

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