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三島のふ菓子店が「ハロウィーン」パッケージ ファンに愛される「専門店」目指す

おばけふがしを持つ伊丹さん夫妻

おばけふがしを持つ伊丹さん夫妻

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 三島市にあるふ菓子の製造・販売する「三島食品」(三島市南二日町)が現在、ハロウィーン用のふ菓子「おばけふがし」を販売している。

無人店舗の店内の様子

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 静岡県では、ふ菓子のことを「さくら棒」と呼んで親しみ、黒砂糖ではなく白砂糖を溶かした糖衣を使う。ピンク色が基本で、長さは90センチと通常のふ菓子に比べ10倍ほど長い。日本人観光客だけでなく、珍しさから買い求める海外旅行客もあった。

 同社は約20年前からさくら棒を作っている県東部では唯一の製造元。食品加工会社として営業してきた同社。3代目社長の伊丹大地さんがふ菓子の製造に注力。現在は「麩(ふ)の菓おふや」ブランドを展開し、ネットの販売のほか同社に併設の無人店舗などで販売し、業績を伸ばしているという。

 今回のおばけふがしは、長さ40センチほどのふ菓子に、ハロウィーン仕様のラッピングを行っている。味は、イチゴ・バナナ・オレンジ・メロン・ブドウ・黒糖・チョコ・ミルクの8種類を用意する。

 同商品について、伊丹さんの妻・千尋さんは「結婚するとき、自分たちらしい返礼品と考えて作ったギフト用のふ菓子が好評で、製品化したのがきっかけ。通販を行っていくうちに一定数の『ふ菓子ファン』が存在すると気付き、ファンに喜んでもらえる商品の開発に力を入れている。今回の商品もファンを増やしていきたいという思いから発案した」と話す。

 当初はネット限定販売だったが、現在は無人販売所でも取り扱う。千尋さんは「子どもに食べてほしいし、インパクトが強いのでギフトにも使ってほしい。今後は無人販売所のIoT化を進め、夜も買えるようにするなどして、ふ菓子の新しい可能性を見いだしたい」と意気込む。

 価格は350円。営業時間は10時~17時。水曜・日曜定休。販売は10月30日まで。

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