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沼津で「恵方巻きフランスパン」 地魚フライで運気が「アガる」をイメージ

恵方巻フランスパンを持つ鈴木さん

恵方巻フランスパンを持つ鈴木さん

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 パンの製造・販売を手がける「はなぱん」(沼津市我入道浜町)が2月1日、節分にちなんで「恵方巻きフランスパン」の販売を始めた。

恵方巻フランスパンの断面

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 2014(平成26)年創業の同店。店頭にはフランスパンなどのハード系パンを中心に、1日60種類ほどのパンが並ぶ。

 店主の鈴木華子さんは地元の出身で、港町の我入道を盛り上げるためにタチウオやアジなど地魚を使った商品開発に力を入れている。鈴木さんは「市場では流通しない規格外の地魚の有効活用できないか、と考えて開発している。地魚を活用することで地域の魅力を発信していきたい」と話す。

 恵方巻きフランスパンは、フランスパンをくりぬき、穴の開いた部分にタチウオまたはアジのフライを巻きすでのりと一緒に巻いて挿入する。のり巻きの中には卵焼き・レタス・ニンジン・キュウリなども入れ「恵方巻き感」を演出している。

 1月29日から事前予約を受け付け、予約数は3日間で100本を超えた。購入者の年齢層は幅広く、鈴木さんは「普段は節分にパンを食べる風習のない高齢者の購入が目立つ。家族用に数本予約してくれている。フライの恵方巻きで『アガる』運気を手に入れてほしい」と笑顔を見せる。

 「子どもたちに小麦の風味を感じるハード系のパンを中心に、素材の味と地元の思い出になるパンを作り続けていきたい。我入道出身者として、魚を食べる文化を残していきたい」とも。

 営業時間は6時~18時(売り切れ次第終了)。価格はアジ・タチウオとも550円。

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