割烹(かっぽう)呉竹(三島市本町、TEL 055-975-3210)で3月6日、「笑福亭羽光 三島落語会」が開催される。
同落語会は、三島市在住の落語家・笑福亭羽光さんが不定期に開催しているもの。5回目となる今回は、羽光さんによる上方落語2席と、ゲストの三笑亭可女次さんによる江戸落語2席を楽しめる。同会について羽光さんは「初めて落語を見るお客さまも多いので、まず始めに落語について説明したり、言葉遣いを伝わりやすいように変えたりしている」と気軽に楽しめる会を目指す。
羽光さんは2011年の東日本大震災をきっかけに、子育て環境などを考慮し、妻の実家がある三島市にIターン移住。以来、三島と東京を行き来する日々が続く。「三島は高速バスや電車など都心へのアクセスが良いので、十分に通勤圏だと感じている」と話す。
羽光さんは「縁あって移住した三島にも落語を定着させたい」と考え、自ら飛び込み営業に回り、市内でも積極的に落語会を開催している。「突然『落語会を開催したい』と訪ねても、快く受け入れてもらえることが多かった。三島の人たちの人情を感じた」と振り返る。
今後について羽光さんは「大掛かりな舞台がなくても、机などちょっとした台さえあればできる手軽さも落語の魅力。小学校で開催している学校寄席も増やしていきたいし、子どもから大人まで気軽に落語を楽しんでもらう機会を増やしたい」と意気込む。
開場18時30分、開演19時。入場料1,000円(小学生以下は無料)。問い合わせは割烹呉竹まで。