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山田川沿いの棚田で小学生が稲刈り 元耕作放棄地で収穫体験

ボランティアスタッフに指導を受けながら稲刈りをする児童

ボランティアスタッフに指導を受けながら稲刈りをする児童

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 三島市立山田小学校(三島市川原ケ谷)の児童による稲刈り体験が10月2日、山田川自然の里(同)で行われた。

稲刈り体験の様子(関連写真5枚)

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 山田川自然の里は2008(平成20)年から3年間かけて、山田川流域に広がる耕作放棄地を三島市が整備。有機農法による野菜等の栽培や、農業の魅力を伝える農業体験などを行っている。今回稲刈りを行った棚田も同市が復元したもの。同施設を維持管理するボランティア団体「山田川グリーンツーリズム研究会」の加賀美勝八郎会長によると、1枚当たり30平方メートルほどの棚田が3カ所あり、収穫高は例年100キロ程度だという。

 今回の稲刈り体験には同小5年生約80人が参加。稲刈り体験は毎年5年生が行う恒例行事で、児童たちは6月に田植え、9月にかかし作りを行い、今回の稲刈りで年間を通した稲作を体験する。同団体メンバーの指導を受けながら、鎌で稲を刈り、その稲を乾燥させる稲架(はさ)に架けるまでの作業を行った。

 参加した男子児童の一人は「初めて鎌を持って緊張したけど、しっかり稲を刈れて楽しかった。班でかかし作りを協力して行ったのがいい思い出」と話していた。

 収穫した稲は11月上旬、新米として児童らが食べる予定。

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