伊豆箱根鉄道(三島市大場)で現在販売している「弱虫ペダル GRANDE ROAD 記念乗車券(伊豆箱根鉄道 Ver.)」の売れ行きが好調だ。
同作品は2008年に週刊少年チャンピオンで連載を開始した漫画で、2015年までに32巻が刊行され、発行部数は約850万部。現在まで舞台・TVアニメ化されるなど広く展開している。
同乗車券には、主人公・野田坂道のライバルになる箱根学園の選手たちのイラストが使用されている。同学園はロードレースの名門校で、全員がエースと自負するスターぞろい。「イケメンが多いのも特徴」と同社広報の志村博さん。「箱根には劇中に使われたサイクルスポーツセンターがあり、ロードレーサーたちが好むアップダウンのあるコースが多い」と箱根と作品との関連性を話す。
発売初日の3月22日、修善寺駅では早朝5時に50人ほどの行列ができ、中には漫画をイメージしたコスプレした購入者の姿も。当初は修善寺駅のみでの発売だったが、現在は三島や小田原など4駅で取り扱いを行う。
「この乗車券をきっかけに美しい景色と電車に興味を持ってもらえれば」と志村さん。
価格は硬券6枚入りで1,500円。限定5000セット。