沼津市内の16会場で1月12日、「二十歳の集い」が開催された。
誓いの言葉を述べた植松幹太さんと神尾優花さん(関連写真2枚)
沼津市の発表によると、今年は男性783人、女性782人の合計1565人が対象。1月4日に開催された戸田校区を除く市内16中学の校区ごとに、地区センターや体育館などで「二十歳の集い」が開かれた。校区ごとに開催する地域分散方式は沼津の式典の特色。
第1校区は「沼津リバーサイドホテル」(沼津市上土町)で開催。美しい振り袖や真新しいスーツに身を包んだ38人が参加した。君が代、第一小学校・第一中学校校歌の斉唱、来賓祝辞、記念品の贈呈などのほか、第一小学校在校生からの祝辞などが送られた。
沼津市立第一中学校元校長の米山孝雄さんは「合唱コンクールや体育祭など当時の思い出はたくさんあるが、修学旅行で訪れた東大寺でみんなで合唱したことが一番の思い出。教員生活38年で初めてのことだったが、とても素晴らしい合唱を皆さんが披露してくれた。中学校生活で3年間伝えてきた『夢を持って、夢を語って』をこれからも実践し、皆さんが夢の続きをかなえてくれることを願っている」と祝辞を述べた。
参加者を代表して、植松幹太さんと神尾優花さんが誓いの言葉を述べた。神尾さんは「笑顔でこの日を迎えられたのは、私たちを支えてくれた家族や教え導いてくれた先生方、成長を見守ってくれた地域の人たち、そして友人や仲間たちのおかげ。これからも温かく見守ってほしい」、植松さんは「皆さんからもらった言葉を胸に、この感謝の気持ちで社会人としての自覚と責任を果たしながら、しっかりと人生を歩いていきたい」と、それぞれ話した。
参加した山崎伊吹さんは「4月から新社会人になり、3月には研修が始まる。情報セキュリティー分野の仕事を担当するので、責任感を持った大人になりたい。私が自分の配属される部署は海外赴任する人もいるので、いつか海外で活躍できる人材になれれば」と話していた。