「令和6年度沼津市消防出初式」が1月8日、沼津市立第一小学校(沼津市八幡町)で行われた。
江戸時代に大火で家を失い苦しんでいた町民に、当時の定火消しが新年の出初めを行ったことから、日本の消防伝統として引き継がれている新春恒例行事。
式典では国旗掲揚、国歌斉唱、15年以上勤務して退職した消防団員への消防庁長官表彰、市長感謝状贈呈や火の元優良家庭の表彰、火の用心三唱などを行った。
式典終了後は沼津アーケード名店街での防火パレードを行い、狩野川の河川敷でサイレンの合図とともに消防車が一斉放水を行い、今年一年の安全を願った。
沼津市から訪れた40代女性は「間近で見る一斉放水は迫力があった。虹が架かってとてもきれいだった。今年一年、火事がないことを願いたい」と話していた。