
ところてんやこんにゃくを製造販売する「ところてんの伊豆河童(かっぱ) 栗原商店」(清水町伏見)による出前授業が5月27日、沼津商業高校(徳倉)で行われた。
総合ビジネス科マーケティングコースの2年・3年と総合ビジネス科観光コミュニケーションコース3年の生徒80人が授業を受けた。
同社社長の栗原康浩さんが講師を務め、2019(平成31)年から同校と商品開発を行ってきた琥珀(こはく)糖について紹介。他社との差別化や周知戦略、価格戦略とコスト、ブランド価値などについて解説した。
参加した生徒からは「どの商品が一番売れているか」「どのように情報発信しているか」「どれぐらいの売り上げが上がっているか」などの質問が上がった。
栗原さんは「高校生からの自由な発想で商品が生まれた。4月末に三島駅『プラスタ』で販売をスタートした。商品は3種類用意した中で、富士山と柿田川をイメージした『カキタガワブルー』が一番売れている。製造が間に合わず、まだECサイトでの販売は行っていない」と話す。
参加した生徒は「この琥珀糖は観光客の土産に良いと思った。外国人観光客向けにSNSでのPRや、英語表記、POPなどを作ってみたい」と話していた。
栗原さんは「今後は季節のフレーバーなどの開発も進めていけたら。富士山の見える静岡駅まで販路を広げたい」と意欲を見せる。