詩人・新美亜希子さんの新著「山ノ根日記2024」の出版記念展が7月5日、沼津の自家焙煎（ばいせん）コーヒー店「チャトラコーヒー」（沼津市大手町）2階「チャトラ『プレイス』」で始まった。

展示の様子（関連画像2枚）

　三島生まれの新美さんは小・中・高校時代を沼津で過ごした。会社勤めをしながら詩や短歌、日記などを書いている。2007（平成19）年には理論社から詩集「きらきらがいっぱい」を出版した。

　新美さん初の日記本となる同書。52歳～53歳の1年間、新美さんが友人や長女などに宛てたメール日記を元にしている。写真家の夫やペットの亀、ウナギとの生活、剣道、華道、楽器の練習のことなどを特徴ある言葉でつづる。

　同展では同書の試し読みコーナーを設けるほか、本の表紙や挿絵の原画、本文の抜粋や写真などを展示する。日記ワークショップや、朗読、日記の魅力や悩みについて語るトークイベントも行う。

　新美さんは「故郷の沼津で初めての展示ができてうれしい。コーヒーや、おいしい飲み物を飲みながら『山ノ根日記 2024』を読んでみてほしい。日記を書いてみるワークショップや朗読＆トークショーも好評。昨年の今頃のことを思い出したり、日記を書いてみたくなったりするかも」と話す。

　開催時間は10時～17時（最終日は15時まで）。入場無料。7月13日17時から日記ワークショップ、20日17時から朗読とトークショー、翌21日11時から日記ワークショップを、それぞれ開く。今月21日まで。