
伊豆パノラマパーク(伊豆の国市長岡)の葛城山山頂の展望台が7月18日、リニューアルオープンした。
同施設まではロープウエーを利用する。標高452メートルの葛城山山頂の「空中公園」から駿河湾と富士山を同時に見られる「絶景スポット」として知られている。ロープウエーは全長1791メートルの距離を約7分で結ぶ。
新スポット「アクアリング」は、葛城山山頂に1周90メートルの楕円(だえん)形のテラスを整備。テラスの回りには幅2.5メートル、深さ20センチの水盤を配置し、約40トンの水を使う。駿河湾と富士山、空、水盤と木々が一体となった浮遊感と360度のパノラマを楽しむことができる。バリアフリールートも整備し、車いすでもロープウエーに乗り、葛城山山頂まで周遊できるようにした。
同施設の杉本繁則総支配人は「2020年、コロナ禍の影響で施設にお客さまが来ないという状況で、コロナ禍が落ち着いたという仮説を立て、3カ年計画を立てた。2021年に水盤に逆さ富士が写り込む『碧テラス』を設け、2022年にイタリアンレストランの席数を半分以下にし個人向けに全面リニューアル。2023年に土産ショップ『Blue Market!』をリニューアルし、コロナ禍前の水準に回復した。次なる3カ年計画の一つとして、今回の『アクアリング』を整備した」と話す。
愛知県から訪れた30代女性は「富士山が見られなくて残念だったが、とても開放的で癒やされた。水盤もきれいだった。富士山の写真を撮りに、また訪れたい」と話していた。
営業時間は9時~17時30分、ロープウエー往復乗車料金は、大人=3,500円、小学生以下1,800円、幼児=900円。