
「ぬまづ夏空音楽祭」が8月16日・17日、プラサヴェルデ(沼津市大手町)屋上庭園で開催された。主催は同施設。
シンガーソングライターの心愛(KOKONA)さん(関連画像5枚)
沼津市出身で16歳のシンガー・ソングライター心愛(KOKONA)さんや加藤学園暁秀高校の「BAND愛MAMIKO」、インストアレンジグループ「音で沼津を照らしたい」、フルヤトモヒロさん、ノグチサトシさん、山作戦さんなど14組が出演した。綿菓子や焼きそば、人形すくいなどの出店のほか、暑さ対策として散水などを行う「ひんやりスポット」も設置。2日間で約960人(主催者発表)が来場した。
開催のきっかけについて、運営メンバーの青木一さんは「沼津駅北側エリアは、市の玄関口でありながら、駅の南側と比べてにぎわいが少なく魅力発信が課題。プラサヴェルデの屋上庭園は富士山も望める特色ある空間なのに、まだまだ知らない人が多いと感じていた。この屋上庭園の魅力を最大限に生かした音楽イベントを開催し、地域のにぎわいを作り新たな交流の場を生み出せたらと思い企画した」と話す。
市内から訪れた60代女性は「プラサヴェルデに屋上庭園があるということを今回初めて知った。緑がたくさんあって心地良い空間だった。地元高校生からベテランまで、さまざまなアーティストのライブを見ることができ、充実した時間だった」と話していた。
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青木さんは「急な天候不良や機材トラブルもあったが、たくさんの人に助けてもらい、無事開催できた。コロナ禍後はライブハウスが減り、音楽をやる場所は、もしかすると少なくなってしまったかもしれない。それでも、最高の音楽をさまざまな場所で続けているアーティストは、プロ・アマ問わずたくさんいる。そんなすてきなアーティストが実はとても身近にいるということも、もっと多くの人に知ってほしい。来年はもっとパワーアップして、さまざまなアーティストから『ぬまづ夏空音楽祭に出たい』と思ってもらえるようなイベントに育てていければ」と意気込む。