
就労継続支援B型事業所「HOPE CREW(ホープクルー)」(沼津市足高)が10月1日、沼津にオープンした。
「一人一人の希望を尊重し、仲間と共に未来を創造する」を事業理念に、実践的なパソコン事務業務の職業訓練や、一般就労に生かせるビジネススキルの習得、個別対応のサポートなどを行う。
一般的なB型事業所が行う軽作業や製品作りではなく、同所では表計算ソフトを使ったデータの入力や、音声データから文字への書き起こし作業、ビジネス文書やプレゼン資料の作成補助、AIを駆使した作業など、実務で役立つスキルを習得できるという。
エクセルやビジネス関数などのパソコン研修のほか、人間関係を円滑にするコミュニケーションスキル、ビジネスマナー講座なども行う。ある程度のレベルに達した人は在宅で仕事をすることができるという。
同所サービス管理責任者の市川和美さんは「全国的にも珍しい、在宅ワークありの就労支援事業。自宅からなかなか出られないが、ある程度の就労実績のあるという人が在宅で仕事することができる、今までにない新しい仕組み。障害者年金と合わせて生活の基盤作りをしてもらうことが当事業所の目標。AIを駆使したさまざまな書類作成の仕事もあり、最終的にはPC入力作業や書類作成のスキルをもって一般企業への就職の道も開いていきたい。一人一人の希望(ホープ)を尊重し、仲間(クルー)と共に未来を創造していきたい」と話す。