伊豆シャボテン公園(伊東市富戸)で4月22日、カピバラの赤ちゃん3頭が生まれ、29日から赤ちゃんの名前を募集している。
カピバラはネズミと同じげっ歯目の動物で「世界最大のネズミ」とも呼ばれている。原産は南米付近の水辺や茂みなどに生息し、100~130センチ程度に成長する。寿命は8~10年といわれており、同園では最長14年生きたカピバラの記録がある。
今回出産したのは、今年3月にとくしま動物園(徳島県)から同園のカピバラの嫁候補として嫁いだキントキ。キントキは来園前から妊娠の兆しを指摘されていたが、同園に嫁いだ。現在は3頭の赤ちゃんと一緒に暮らしている。
キントキは体長90センチ、体重60キロと園内にいるカピバラより大きく、「旦那候補」と目されているがんも(体重30キロ)の倍近い体格。同園の広報担当者は「カピバラのペアリングは難しい。体格差などは関係ないが、がんもとペアリングを成功させ、立派な子どもが生まれてほしい」と話す。
現在同園では3頭の赤ちゃんの名前を募集。同園のカピバラの名前はがんものほかに「タコス」「もなか」「マロン」など食べ物の名前が多いのが特徴。「小さいころは性別の判定が難しく、どちらの性別でも対応できる名前が望ましい。食べ物でなくても大丈夫なので、多くの人に参加してもらえれば」(広報担当者)とも。
募集期間は5月31日まで。応募は園内にある応募用紙で受け付ける。