三島市のご当地キャラ「みしまるくん」が振られたことが、6月1日に分かった。
同キャラは三島の自然と観光をPRする目的で誕生した「妖精」で、今年で5年目となる。現在は三島市内のイベントなどに登場し、三島のイベント広報などを行う業務を中心に従事している。
6月1日は楽寿園(三島市一番町)に登場し、午後は大社の杜みしま(大社町)で行われている「花贈り男子」イベントに出演した。同イベントは男性から女性に愛情表現とともに花束を贈るイベントで、みしまるくんは同じパートナーであるみしまるこちゃんと一緒に登壇した。
みしまるくんは、みしまるこちゃんの趣味・好物などをイメージし、アレンジメントした花束をみしまるこちゃんにプレゼントし、「付き合ってほしい。今後も一緒に三島を盛り上げて行こう」と告白。事前のインタビューでは「好奇心がありとても好感がある」と発言していたみしまるこちゃんだったが、しばらく沈黙した後、手をクロスしてお断りのポーズをとった。理由についてみしまるこちゃんは「もっと三島を全国にアピールできるキャラになるまではお付き合いできない」と話す。
一度は落胆していたみしまるくんだったが、「もっと自分が三島を知って、より成長していきたい」と一念発起。「自分がもっと立派なキャラになり、また告白する」と誓った。
その後、みしまるくんは「自分が立派になった証拠を見せるために、この秋に行われるゆるキャラグランプリでグランプリを目指したい」と参戦を表明した。
振られる現場を目の当たりにした30代の男性は「ゆるいキャラと思っていたが、芯がしっかりしていてびっくりした。自分も前向きに行動する勇気をもらった。失恋を前向きにするゆるキャラらしからぬ部分に好感を持てた。自分も前向きにアタックしていきたい」と話した。