知徳高校(長泉町)の生徒による未利用魚を活用した新商品「だいだい大好き!アゲ揚げ」の発表会が2月13日、三島商工会議所(三島市一番町)で行われた。
鈴木香里武さん(中央)とTeamいりいちメンバー(関連画像2枚)
開発したのは、同校の生徒から成るグループ「Teamいりいち」。同商品は、リサイクル事業などを手がける「山一金属」(長泉町)が主催したビジネスコンテスト「第2回夢実現パートナーシップ大会」で最優秀賞を受賞したプランを商品化したもの。
商品は、網代漁港(熱海市)で水揚げされた未利用魚の「エソ」のすり身と、熱海産のダイダイの皮を使った練り物。すり身のうまみの後にダイダイのほのかな香りと皮の苦みが感じられるのが特徴という。
同グループ代表の秋山優菜さんは「実家が漁業と農業に携わっており、幼い頃から未利用魚や廃棄野菜を『もったいない』と感じていた」と振り返る。「未利用魚は漁獲量が安定せず、魚種によって処理方法も異なるため選定に苦労した。今まで廃棄されていた魚に価値がつき、漁業関係者に喜んでもらえたら」と期待を込める。
商品のネーミングとPRには、秋山さんが以前から憧れていたという「岸壁幼魚採集家」として活動する鈴木香里武さんが協力した。秋山さんは「憧れの方に依頼でき、本当に夢を実現することができた」と笑顔を見せる。
同コンテストを主催した山一金属の大賀丈久専務は「高校生が本気でかなえたい夢を実現するために企画した。地域企業や生産者と取り組む社会体験を通じ、夢を実現する素晴らしさと地域の魅力に気づいてもらえれば」と話す。
同商品は2027年1月、販売は「山田屋水産」(熱海市咲見町)で行う。2027年1月に販売予定。