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沼津で「ラブライブ!」謎解き制作陣がトーク まち歩きゲームの裏側語る

トークイベント「ナゾトキノヒモトキ」に登壇した(左から)青柳潤也さん、きださおりさん、米川充洋さん

トークイベント「ナゾトキノヒモトキ」に登壇した(左から)青柳潤也さん、きださおりさん、米川充洋さん

 トークイベント「ナゾトキノヒモトキ」が3月1日、沼津リバーサイドホテル(沼津市上土町)で開かれた。主催は沼津あげつち商店街と沼津リバーサイドホテル。

「沼津ナゾトキ街歩き」メモリアルブック(関連画像2枚)

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 沼津市を舞台にしたアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!!」と体験型謎解きゲームを組み合わせた「沼津ナゾトキ街歩き」の制作陣が登壇し、企画の裏側や制作エピソードを語った。県内外から約150人のファンが来場した。

 当日は、体験型ゲームを手がける「SCRAP」(東京都渋谷区)のディレクター・きださおりさんとシナリオライターの青柳潤也さん、アニメ作品を展開する「バンダイナムコフィルムワークス」の米川充洋さんが登壇。企画の立ち上げや制作過程、沼津での取材エピソードなどを紹介した。

 「ラブライブ!」とSCRAPのコラボは2016(平成28)年、テレビアニメ第1期放送直前に企画が始まったという。

 今回の「沼津ナゾトキ街歩き」は、街の風景と作品の世界観を重ねながら参加者が街を巡る体験型ゲーム。中心市街地や狩野川周辺、内浦地区などを歩きながら謎を解き、キャラクターと物語を追体験する内容。青柳さんは「リアルとフィクションをどれだけ自然に混ぜられるかを意識してシナリオを作っている」と話す。

 制作陣は取材のため沼津に滞在しながらシナリオを練り上げたという。きださんは「10日ほど泊まり込みで制作した。安田屋旅館の日帰り温泉に入ったり、民宿で雑魚寝したりしながらアイデアを出した」と振り返る。青柳さんも「現地を歩くと、そこにキャラクターがいそうだと感じる瞬間がある。その感覚が物語を作るヒントになる」と話した。

 街の人たちの協力も大きかったという。青柳さんは「普通はロケ地の許可で難しい場所も出てくるが、沼津では多くの人が『いいよ』と言ってくれた」と話す。きださんも「街の人が作品を理解して協力してくれる非常に珍しいケース。商店街の人の中には実際にゲームを遊んでくれた人もいた」と感謝を述べた。

 米川さんは「現地で高まった思いを持ったまま、現地で体験しながら作り込んだ。かなりの人が街を回遊してくれている。現地の人たちのラブライブファンを見抜く力がすごい」と話した。

 会場からは制作の苦労や印象的な場所について質問も寄せられた。きださんは「距離の問題で入れられない場所もあったが、内浦まで行くルートは『行くしかないでしょ』と決めた」と笑顔を見せた。

 沼津市内から訪れた30代男性は「普通に謎解きを体験しただけでは分からない貴重な話を聞くことができた。制作陣もわれわれと同じオタクレベルで現地を楽しんでいることを知り、うれしかった。『沼津じゃなきゃ実現できなかった』という数々のエピソードが、偶然のようで必然のようだと感じた。ラブライブ!サンシャイン!!のキャラクターのラッピングタクシーの運転手が、そのキャラクターを自分の娘のように語っていたという話も、思いのある地元の人たちの協力があったからこそこのゲームが実現したのだと感じた」と話す。

 「沼津ナゾトキ街歩き」は当初の予定から延長され、現在も開催している。街を巡りながら謎を解くことで来訪者の回遊性向上にもつながっているという。米川さんは「体験型ゲームはアニメやライブと並ぶ新しい楽しみ方になってきた。これからも作品と街を一緒に楽しんでほしい」と呼びかけた。

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