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伊東の雑貨店が「海の家」に 出光佐三もめでた土地、観光客でにぎわう

黄色に塗り替え、多くの人を迎える「KAWAGUCHIYA」と川口さん

黄色に塗り替え、多くの人を迎える「KAWAGUCHIYA」と川口さん

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 伊東・宇佐美にあるコミュニティースペース「KAWAGUCHIYA」(伊東市宇佐美)が7月19日から「海の家スタイルカフェ」の営業を開始し、人気を集めている。

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 同店は2012年まで営業していたガソリンスタンド店を改装し、かつて事務所だった部分で地域の作家らによる雑貨の販売や、地元飲食店が作る軽食の提供を行う。

 同所は宇佐美海岸から道路を挟んで目の前にあり、この夏からは季節商品の販売や駐車場の提供なども加え、デザインも「海の家」仕様にして営業。連日多くの観光客が押し寄せている。

 同店のオーナーの川口友美さんは「先祖代々受け継いできた土地であり、ここでは多くの先祖が商売をしてきた。古くは旅館などを運営したこともあり、常に人が集まる場所だった」と話す。

 同所がガソリンスタンドになったのも、その土地の魅力に引かれたからだという。先代オーナーで友美さんの父である宏さんは、もともと熱海市役所に務める公務員だったが、たまたま同所を通りかかった出光興産の創業者である出光佐三が「この土地をガソリンスタンドにしたい」と自ら交渉。幾度にもわたる説得に応じ、宏さんは周囲の反対を押し切り、公務員を辞職してガソリンスタンドの経営を始めた。その後、同所は友美さんが代を引き継ぐまで約半世紀、宇佐美地域のハブとして機能した。

 友美さんは「ガソリンスタンド時代も事務所スペースに地域作家の雑貨などを展示していたが、より多くの人とコミュニケーションを図る場所を作りたい」と思い、ガソリンスタンド廃業後の同所を2014年に改装。その後、コミュニティースペースとして、販売だけでなく自身が手掛けるキャンドルの制作体験などのワークショップを開催している。

 川口さんは「屋号はそのまま川口屋として残しつつも、時代に合わせた商売をしていきたい。この場所が地域住民や宇佐美にとって、多くの人が交流する場所になってくれれば」と期待を募らせる。

 営業時間は10時~17時。月曜、第1・3日曜定休。

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