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熱海梅園「日本最遅の紅葉」見頃遅れる 暖冬の影響か

赤・黄・緑と3色のカエデが楽しめる同園。

赤・黄・緑と3色のカエデが楽しめる同園。

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 熱海梅園(熱海市梅園町)内にある紅葉が12月3日現在、見頃目前となっている。

【関連画像】同園の滝と色づくカエデ

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 同園は熱海を代表する観光施設の一つで、1886(明治19)年に完成。約4.4ヘクタールの敷地に59品種472本の梅が植えられているほか、園内にはカエデ類約300本も植えられており、晩秋の観光名所として人気がある。

 同園は立地の特徴上、寒さが訪れるのが遅く、「日本で最も遅い紅葉スポット」といわれている。同園を管理する熱海市都市整備課の山口嘉一さんは「例年紅葉の見頃は11月下旬~12月上旬。そのころを見越して多くのイベントを計画している」と話す。

 しかし、今年の紅葉の具合が遅く、「感覚としては半月ほど遅いイメージ。11月に入っても冷え込みが緩く、暖冬の影響も考えられる。赤く染まらず茶のまま散ってしまう樹木もあり、今年は見頃を見極めるのが難しい」(山田さん)とも。

 この日、東京からバスツアーで訪れた60代の女性グループの一人は「真っ赤な紅葉を期待していたが、まだ緑色や黄色のものもあり残念。ただ、雨の中ゆっくりと散策するのも雰囲気があって思い出になった。来年は絶景を見に、また訪れたい」と話していた。

 入園無料。今月6日までは園内のライトアップを行っている。ライトアップ時間は17時~21時。

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