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伊豆の書店が50年ぶり「里帰り」出店 地域の特長生かした書店づくりへ

伊豆の書店が50年ぶり「里帰り」出店 地域の特長生かした書店づくりへ

江頭さんの本を持ち、地域性を特化する長倉書店社長の長倉さん

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 清水町のサントムーン柿田川アネックス(静岡県駿東郡清水町)3階に3月1日、伊豆修善寺の書店「長倉書店」がオープンした。

 店舗面積は約300坪。書店としては静岡県東部地域で最大級の店舗面積を誇り、一般書からコミック、文具など幅広い書籍を取り扱う。

 同店は、これまで運営していた「吐夢書店」の経営を引き継ぐ形での出店となり、販売スタッフなども全て引き継いだ。長倉一正社長は「創業から80年目。三島には約50年ぶりの『里帰り』出店となった」と話す。

 修善寺にある店は、長倉さんの祖父にあたる慶昌さんが三島広小路駅近くで創業。戦後に修善寺に本店を移し、しばらくは2店舗で営業していたが、昭和30年代に慶昌さんが出版業に専念するため三島店を閉鎖。以来、修善寺で郷土資料の出版や紹介を行う書店として3代にわたり地域を支えていた。今回は書店ごと約50年ぶりに三島地区に里帰りしたことになる。

 長倉さんは「30坪の修善寺の店舗運営しか知らなかった自分が、10倍の広さの売り場面積を持つ店舗を任され不安もあるが、以前のスタッフがみんな残ってくれたのは良かった。モール内での大型店舗運営はやってみたかったことなので、新境地でがんばりたい」と意欲を見せる。

 同店は今後地元の特色を出すべく、三島在住の絵本作家・江頭路子さんのイラストをあしらったオリジナルブックカバーやポイントカードを作成したり、「三島柄」と呼ばれる模様を使った雑誌袋をデザインしたりするなど、オリジナルのサービスも行うなど、大型店でありながら地域色豊かな運営を目指す。

 今後、修善寺の店舗と同様、伊豆文学や郷土資料を特集したコーナーも作る予定という。

長倉さんは「地域の住民へのライフスタイルを提案するこれまでの方針はそのままに、伊豆の魅力を発信する長倉書店のテイストを載せていきたい。何かやりたい人がいたら気軽に声をかけてほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~21時。

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