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静岡県立美術館で音楽ユニット「ミシマ」ミュージックビデオ上映 立体作品展示も

MVのクライマックスシーンより

MVのクライマックスシーンより

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 静岡県立美術館(静岡市)県民ギャラリーで5月18日、ヒップホップ&ロックグループ「ミシマ」の新作ミュージックビデオが上映される。

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 2007年に結成した「ミシマ」。現メンバーはYUDAI(ユウダイ)さん、Joseph(ジョセフ)さん、BIG.D.(ビッグディー)さんの3人。三島市を拠点に全国各地で音楽活動を展開するほか、地元の魅力を再発見するミュージックバラエティー番組「ミシラジTV」(ケーブルテレビTOKAI コミュニティーチャンネル)、コミュニティーエフエム「ボイス・キュー」の番組「ミシマのMY HOME TOWN RADIO(ミシラジ)」などにも、ご当地ミュージシャンとして出演している。

 ミュージックビデオは、今年3月に発売したアルバム「2for5」の収録曲「横綱ダイブ」の世界観を表現したもの。BIG.D.さんは同曲について、「人生や恋愛などをテーマにした近年の曲に対して、アンチテーゼの意味を込めて作った。ライブで盛り上がることを目的とした乗りのいい曲」と話す。

 同映像は今年3月に制作したもので、監督は静岡県在住のアーティスト、アレッサンドロ・ヨッシーニさん。ヨッシー二さんはオブジェ作品を中心に手掛けるアーティストで、「電気グルーヴ」の前身バンド「人生」では「吉野兄者」としてメンバー経験もある。

 ヨッシー二さんにとってミュージックビデオの監督は初の試みという。ヨッシー二さんは「昔はフィルムで映像作品を作っていたが、ビデオになってからは興味がうせてしまった。ある映画をきっかけ再び映像表現の魅力に引かれ、今回の制作に結びついた」と話す。

 映像は、悪のロボット「水晶皇帝クリスタルカイザー2」にさらわれたYUDAIさんを助けるべく、JosephさんとBIG.D.さんが敵に挑んでいくストーリー。ロケ地は三島市内で行い、映像の中にはかつて市内で生産されていた幻のバイク「ミシマ号」の復刻版も登場する。

 「作品はびっくりするくらい低予算」とヨッシーニさん。BIG.D.さんは「約3日間で撮影した。悪役のロボットが段ボール製だったり、謎の光線を出したりするなど、世界観は突っ込みどころ満載。演技指導をしてもらおうとしたが、ヨッシーニさん本人も演技指導できなかった」と振り返る。

 ヨッシーニさんは「見た瞬間に、音楽の世界観と同じである乗りと馬鹿らしさに注力した。今回は音楽の再生時間に合わせたが、いつか完全版を作りたい」と意欲を見せる。

 同館では映像上映のほか、ヨッシーニさんの立体作品も展示する。

 開館時間は10時~17時30分。今月22日まで。

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