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沼津のアシカが「合格祈願」書道 「合格」カード配布も

「合格」という文字を挟んで、アシカのグリル(左)と飼育員の山本さん

「合格」という文字を挟んで、アシカのグリル(左)と飼育員の山本さん

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 沼津にある伊豆・三津シーパラダイス(津市内浦長浜)で1月7日、アシカの「グリル」が描く合格祈願カードの配布が始まった。

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 同イベントは今年で10年目。毎年1月初旬からの名物イベントとなっている。イベントは同館で唯一「書道」ができるアシカのグリル(17歳・メス)が行うもので、飼育員の指導に従って口で文字をつづる。

 飼育員の山本真佑子さんは「書道をするアシカは全国にも少なく、数頭程度。グリルは訓練を続けて10年ほど前から習得している。現在は正月などの季節に合わせた文字を書いている」と話す。

 グリルのショーは、書き終わると一般の参加者1人に書道を書いた紙をプレゼントする流れとなっており、この時期に「合格」と書かれた紙の実物が受け取れない来場者もいる。それを見かねて、3年ほど前からカード状の印刷した「合格」を配布したところ、多くの人が手にできるようになった。昨年は6500枚を配布し、同園では今年、その数を上回ると予想している。

 「運やタイミングはもちろんだが、グリルも努力を重ねて勝ち得た技術。受験ムードで緊張していると思うが、ぜひ水族館で息抜きをし、合格に向けて努力を積み重ねてほしい」と山本さん。

 開館時間は9時~17時。入場料は、大人(中学生以上)=2,200円、4歳~小学生=1,100円。

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