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三島・大場地区で「まちの魅力」ブック完成 住民らと魅力みつめる

冊子作りに参加、協力した地元住民と参加者たち

冊子作りに参加、協力した地元住民と参加者たち

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 大場公会堂(三島市大場)で2月12日、コンセプトブック「大場きっかけブック」完成を記念したトークイベントが開催された。

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 同冊子の作成は、静岡県が提唱している防災減災・地域成長モデル「内陸のフロンティア」を拓(ひら)く取り組みとして、大場の赤王(あかおう)地区に19の宅地を造成することがきっかけに組まれたプロジェクトの一環。

 同プロジェクトは宅地の造成・販売を担当する加和太建設(三島市)の若手スタッフらが、同地区に以前から住む住民たちと約1年にわたるワークショップを実施。ワークショップは全5回行い、時には地域を街歩きしながら「街の魅力」や「街の自慢」などをヒアリングし、街の魅力を集約した。

 完成した冊子は全16ページ。冊子はこれから引っ越してくる住人と同地域に以前から住んでいる住人とのコミュニケーションの「きっかけ」促進にも使えるツールとして、同地域の歴史や人気の店舗などを紹介している。

 トークイベントでは、同プロジェクトのサポートとして参加した「studio-L」(大阪府)の山崎亮さんと、建築士の猪熊純さんと成瀬友梨さん、作庭家の植椙勇太さん、加和太建設の河田亮一社長がディスカッションを行った。河田社長は「地域が大切にしていることを、建築会社も新しい住民も一緒につくりあげていくことが今後大事になっていくだろう」と話した。

 大場商工店会の鈴木広幸さんは「イベントには5回ほど参加した。メンバーや専門家たちが丁寧に説明してくれたことがうれしかった。これからこのような宅地が生まれ、若い世代だけでなくシニアなど元気な人々が集まってくれれば、地域も元気になるのでは」と話す。

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