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沼津で「dデザイントラベル」編集会議 6年ぶり、「静岡版」アップデートへ

沼津で「dデザイントラベル」編集会議 6年ぶり、「静岡版」アップデートへ

ワークショップ中に入り、さまざまな意見を聞くナガオカさん

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 沼津駅前・沼津ラクーン(沼津市大手町)内にある「たかラボ」で3月12日、雑誌「d desine travel」の公開編集会議が行われた。

 「ロングライフデザイン」をテーマに活動をするD&DEPARTMENT PROJECT(東京都渋谷区)が、デザインの視点から都道府県ごとの魅力を発信するガイドブック「d design travel」発行に向けて企画した同イベント。

 同冊子は2011年2月、第5号として「静岡版」を発行した。同冊子は静岡らしいデザイン性に富んだ情報を掲載し、若い世代を中心に観光と地域の魅力を紹介。今回約6年ぶりに、新情報を盛り込んだアップデート版を発行する。広報担当の清水陸さんによると、同冊子のシリーズとしては、全国初のアップデート版という。

 dデザイントラベル編集長でデザイナーのナガオカケンメイさんは「旅行者をはじめ、移住・定住者にも向けて誌面を作っている。通信手段や移動手段が高度化した現在、都心だけでなく地方に住むことにも価値があると考えている。若い時代は寝ないで遊べる東京を楽しんできたが、現在は眠れて生活のできる地方の暮らしに魅力を感じる。デザイナーである自分が、長く愛されるデザインとして魅力ある観光を発信したい」と話す。

イベントでは、県内を中心に約60人が参加。会場では、ナガオカさんが事例を踏まえて同冊子のコンセプトを説明した。「その土地が持つメッセージを伝えていること」「価格が手頃、適正であること」「デザインの工夫があること」などの基準を参加者に伝えた。

 参加メンバーはその後、「観光」「レストラン」「カフェ」「ショップ」「宿泊」「人物」のカテゴリに分かれてグループを作り、候補地を挙げていくワークショップを行った。参加者がそれぞれ発表した施設・人物について話し合い、各グループ2案を発表した。

 参加者の一人は「自分が思っていた静岡の名物でも、デザインの面から考えると、また異なる魅力があることを感じてとても勉強になった。新しい誌面に期待したい」と話す。

 イベントを終え、ナガオカさんは「静岡は東京と名古屋の中間にあり、ほどよい自然を持つ地域。東京や都市圏に目が向いていたものも、ここには独自の魅力が存在し、ホンダやヤマハなど産業が興る場所だと感じた。今回の会議でその多くの魅力を発見することができた」と振り返る。

 完成した冊子のターゲットとして、「地域に住む人、観光客をはじめ、行政担当者やまちづくり従事者にも読んでほしい。地域活性や町おこしにもデザインの目線を入れるだけで、より多くの人に感心と興味を抱いてくれるはず」とも。

 同冊子の発行は6月上旬を予定する。発行後は都内と県内でイベントも開催する予定。

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