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伊東に星野リゾート新館 三浦按針の造船所跡、「船旅」コンセプトに

伊東で集めた新聞が壁になっているレストランの壁

伊東で集めた新聞が壁になっているレストランの壁

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 星野リゾート(長野県)が4月13日、旅館「界(かい) アンジン」(伊東市渚町)をオープンした。

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 星野リゾートが運営する旅館ブランド「界」の14施設目。8階建ての客室はダブル・ツイン・スイートの3種類で45室。客室は全て相模湾に面しており、最上階には海を見渡せる大浴場を備える。

 同館の名称はは英国出身の航海士ウィリアム・アダムスの日本名「三浦按針(みうらあんじん)」から。同館支配人の尾崎雄平さんは「この旅館の土地はかつて按針が作った、日本初の西洋帆船造船所があった場所。当旅館のイメージコンセプトは『船旅』」と話す。

 「キャビン」と呼ばれる客室は、古い船の部品から作ったアート作品などを置く。8階の展望デッキにはクラフトビールを用意する。「船旅では、水よりも長持ちするビールなどが重宝されたとあり、ビアサーバーを設置した。ここで旅の疲れを癒やしてもらえれば」と尾崎さん。

 2階レストランの壁には古い本の背表紙などを活用したオブジェを飾る。中には伊東で発行された新聞を積み上げた壁面もあり、宿泊客に驚きと楽しみを演出する。

 尾崎さんは「旅館でのサービスや楽しみになじみの薄い若年層がターゲット。英国出身ながら日本になじんだ按針ように、洋風旅館ならではの手厚いサービスを提供したい。宿泊をきっかけに旅館の魅力を知ってもらえれば」と話す。

 宿泊料金は、1人1泊(2食付き)2万9,000円~。スイートルームは1人1泊(2食付き)3万9,000円~。

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