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三島出身のデザイナーが夏休みワークショップ 小学生が「ブックデザイン」挑戦

真剣にブックカバーを製作する参加者たち

真剣にブックカバーを製作する参加者たち

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 井上靖文学館(長泉町東野)で7月29日、夏休みワークショップ「ブックデザインをしてみよう!」が行われた。

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 講師に三島出身のデザイナー・木村美穂さんを招き、小学生6人と大人3人の計9人が参加。持参した本に合わせてブックカバーを作製した。

 木村さんは東京を主な活動拠点としながら、三島周辺での仕事にも積極的に取り組む。2017年9月に井上靖文学館より発行された書籍「教科書で読んだ井上靖」の装丁も手掛けた。

 ワークショップではまず木村さんから本の仕組みやデザインのこつなどの話の後、参加者がさまざまな色画用紙の中から好みのものを選んで、ペンや色鉛筆で思い思いの絵を描いた。

 どの参加者も真剣な面持ちで製作していたが、最後の作品発表会では笑いも起こり、和やかな雰囲気の中でお互いの作品を鑑賞した。

 参加した小学2年生の齊田桃香さんは「タイトルの文字を書くところが難しかったがとても楽しかった」と笑顔を見せた。

 木村さんは「活字離れといわれる今、手を動かして楽しくブックカバーを作ることで本に興味を持ってほしい。子どもたちには、本に限らず、物を作った人のことや自分の手元にある物がどのようにやってきたのかを考えられる人になってほしい」と思いを話す。

 現在、企画展「教科書で読んだ井上靖」を開催中。入館料は、大人=500円、高大生=400円、中学生以下無料。9月25日まで。

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