伊豆箱根鉄道駿豆線・三島広小路駅に近い常林寺(三島市本町、TEL 055-975-3393)で9月7日、ジャズライブ「オテライブVol.38 名曲を吹く ~2014晩夏~」が開催された。
常林寺は1573年に開創された寺で、2010年に白滝観音堂が完成。法要や法事だけでなく、ギャラリーやライブなどのイベントにも広く開放している。
「オテライブ」は今回が38回目で、開催から10年経過する同寺の名物イベント。同イベント開催のきっかけを山田太壱住職は「かつて寺が街の人間が集まった場所であるように、再び文化の発信地となりたいと思った。また、あらゆる世代の方にお寺を身近に感じてもらいたいと考えた」と話す。
当日は雨模様にもかかわらず、約80人の来場者が集まった。出演者はトランペット奏者の島裕介さんとピアニストの持山翔子さんのデュオ。名曲を中心に「マイ・フェイバリット・シングス」「黒いオルフェ」などを披露。持山さんのオリジナルソングも披露した。
会場に訪れた市内在住の30代女性は、「お寺の独特の雰囲気がライブをより楽しい感じにしている。ホールの作りもよく生音が心地よい良いライブだった」と話した。
今後について山田住職は「今後も継続的にすてきな音楽やパフォーマンスをイベントで紹介していきたい」と話す。
次回は10月5日の「第11回常林寺夕涼み音楽祭」を予定。開場16時。入場無料。