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伊豆の美術館でコラボ企画展 ミッフィーの目線で美術の楽しさや面白さ伝える

「ミッフィー目線で楽しんでほしい」と実物のミッフィー目線で案内する井島さん

「ミッフィー目線で楽しんでほしい」と実物のミッフィー目線で案内する井島さん

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 伊豆・長泉町にある「ベルナール・ビュフェ美術館」(長泉町東野)で4月20日から、企画展「美術館へ行こう!」が開催されている。

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 フランス人画家であるベルナール・ビュフェの作品およそ2000点を所蔵・展示する同美術館。代表作である「青い闘牛士」(1960年)や「肉屋の少年」(1949年)なども展示している。

 今回の企画展はオランダの絵本作家・グラフィックデザイナーであるディック・ブルーナの代表的キャラクター「ナインチェ・プラウス(ミッフィー・うさこちゃん)」とのコラボレーション企画。ブルーナ原作の「うさこちゃんびじゅつかんへいく」に沿った内容をビュフェの作品と合わせた。

 「やせ細った人」「ピエロ」や「動きを感じる」など7つのテーマに分けて、ビュフェの作品およそ100点を展示。絵画の説明文は子ども向けに書かれたものだけでなく、その絵画の背景など多くの世代が楽しめる工夫も凝らしてある。

 学芸員の井島真知さんは「ビュフェを知らない人でも、ミッフィーの目線を通して美術の楽しさや面白さを体感してほしいと感じた。今まで美術館に来館した人でも新しい発見があると思う」と話す。

 ビュフェの作品だけでなく、ブルーナのグラフィックデザイナーとしての作品も多く展示。ブルーナの制作過程を体験できるコーナーも設ける。井島さんは「見るだけでなく、体感して考えてみる工夫もしている。多くの人に美術館の楽しさを感じてほしい」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~18時。入館料は大人=1,000円、高校生・大学生=500円。水曜休館。9月29日まで。

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