駿河湾で9月10日、トロール漁(底引き網漁)が解禁された。
この日の3時ごろ、深海魚の聖地と呼ばれる沼津市戸田の戸田漁港から7隻のトロール船が出漁し、16時ごろに帰港した。
この日の漁では本エビ400キロ、メヒカリやメギス30キロ、タカアシガニなどが水揚げされた。
トロール漁は、船の両側にそれぞれ約1500メートルの長さのロープを垂らし、その先に袋状の網を付け、深い海の底を引くようにして魚を捕獲する漁法。
トロール船に乗った、戸田地区地域おこし協力隊の青山沙織さんは「9月初旬のトロール漁は量も種類も多い。今年はコロナの影響もありヌタウナギなどを捕る筒落とし漁が出られなかったので、無事トロール漁が始まってうれしい」と話す。
「今年4月に試験的に行った、一般家庭に深海魚を直送する『深海魚直送便』がとても好評だったので10月から本格的に始めたい」とも。
トロール漁は来年5月15日まで行われる予定。