FMいずのくに(伊豆の国市四日町)が4月12日、開局1週年放送を行った。
同局は「市民のための地域限定の情報局」をコンセプトに掲げ2013年4月12日に開局。局員は社長も含めて全て伊豆の国市民で、主婦やライター、建築士などで船出した。桜庭暁子局長は「全員がアマチュアからの出発。ミキサーを触った経験が全員なく最初から勉強した」と振り返る。
開局当初から同局は朝7時から夜9時までの14時間連続の生放送を行っている。桜庭さんは「大きなFM局ではなく、地元に根ざした放送を行っている。広告も大きな料金設定ではなく街の事業者ができる範囲に設定。伊豆の国の人に寄り添った情報の提供を心掛けている」とも。現在は、こうした活動が奏功して開局2年目にして黒字化を達成。「長期的な目標を立てるのではなく、今後とも市民のためのラジオ活動を行っていきたい」と意欲を見せる。
開局イベントでは、開局に関連した地元市民を中心にトークと音楽で番組を構成。番組に出演したJA伊豆の国の梅原秀高代表理事は「できてすぐだが、地域の情報がすぐに流れてくるありがたい存在。地域ぐるみで成長していきたい」と話す。