ところてんやこんにゃくを製造・販売する栗原商店(清水町伏見)が5月26日、新商品「フルーツところてんあんみつ」の販売を始めた。
同社は1869(明治2)年創業。戦時中など一時休止した時期もあったというが、現在は4代目の栗原康浩さんが社長を務め、土産店や物販店の卸のほか、ネットショップを中心に商品を販売している。
創業150周年を記念し、2019年に「甘味 伊豆河童 三島広小路店」(三島市広小路町)をオープン。同社の製造するところてん商品を扱ったメニューが楽しめる。人気商品に、寒天でなくところてんを使った「フルーツあんみつ」があり、今回は通販用に同商品の賞味期限を30日に延長し、販売する。
栗原さんは「通常は寒天を使用するのが一般的だが、ところてんを使うことで、独特な食感を味わえるのが特徴」と話す。
販売から1カ月。現在はネットショップでの売り上げが好調で、ギフトとして使われる機会が多いという。栗原さんは「これからのお中元シーズンにも合う商品。ところてんを冷凍乾燥させて作る寒天は、凍らせる過程でミネラル分が流出してしまうが、ところてんはミネラル分もあり夏の熱中症対策にも有効。ほんのり海の香りも残る夏を感じさせるギフトとして活用してもらえれば」と話す。
黒蜜2つ・白蜜・「お抹茶かさね」の4個セット。価格は2,700円(送料込み)。