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伊豆箱根鉄道にニンジン電車 園児も試飲、地場産ニンジンの旬をアピール

収穫されたばかりのニンジンと「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」を持つ園児たち

収穫されたばかりのニンジンと「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」を持つ園児たち

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 三島の名物野菜「三島人参(にんじん)」をイメージした広告電車の運行が12月22日、伊豆箱根鉄道駿豆線で始まった。

車内を見学する保育園児たち

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 「東平商会」(長泉町下土狩)が取り扱う「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」は、箱根西麓で取れた「三島人参(にんじん)」を使ったペースト入りの野菜果汁100%ジュース。同社社員が契約農家との協業で畑作りから製作に取り組み、約4000平方メートルの畑で年間約20トンのニンジンを生産し、ペーストとジュースに加工している。

 同電車は、ニンジンのイラストをあしらったオリジナルヘッドマークを電車の前後に掲げ、3両の車内には同商品の中吊り広告と窓上広告合わせて132枚を掲示している。広告には同社のニンジン作りについての説明が入る。

 電車の運行について、同社の石渡哲也さんは「当社のニンジンジュースのアピールはもちろん、箱根西麓三島野菜の代表格・三島人参の旬を三島周辺の住民にアピールするための企画」と話す。

 運行初日の22日は、始発駅である三島駅で「伏見ぽんぽん保育園」(清水町伏見)の2歳クラス6人と教諭4人が発車に合わせて「出発進行」の合図を送った。合図を送った園児は「おいしい。電車も、ここに来るまでのバスも、ジュースも楽しかった」と話していた。

 同園保育事業部の谷崎徹さんは「コロナ禍で子どもたちの外出の機会が少なくなり、バスや電車に乗るのは今日が初めてという子もいた。楽しむポイントがいろいろあり、本物の体験ができたと思う」と話す。

 同社の山本雅弘社長は「見学に来た園児が喜んでくれてよかった。車内広告が多くの乗客の目に止まり、安心・安全で甘くておいしい三島のニンジンの魅力を知ってもらえたら」と話す。

 運行は来年1月11日まで。

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