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韮山で「パン祖のパン祭」-高校生パンコンテストも

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 韮山時代劇場(伊豆の国市韮山)で1月17日・18日の2日間、「第9回パン祖のパン祭」が開催された。

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 同祭は、江戸時代後期に伊豆韮山代官である江川英龍が日本で初めてパンを焼いた人物で、日本のパン業界では「パン祖」と呼ばれている由来から。同祭は今年で9回目。地元のみならず全国の有名パン店が出店。当日は県内のみならず県外からも多くの人出でにぎわった。

 18日には劇場内で「全国高校生パンコンテスト」を開催。コンテストは出場者の地元素材を使った「地産地消部門」とカルフォルニアレーズンを使った「カルフォルニアレーズン部門」、規定した分量で競技する「手仕込み部門」の3部門で競技を行った。

 コンテストには全国339人からの応募があり、書類審査を経て16人が決勝のプレゼンテーションへ進んだ。それぞれが開発の経緯や、地域の特産の紹介など行い、パンの魅力について紹介した。

 大賞に当たる「パン祖のパン祭大賞」に選ばれたのは静岡県立田方農業高校2年の加藤真璃さん。加藤さんが作ったパンは「レーズンリーフティー」と題し、パンの水分に紅茶を使った生地にレーズンを混ぜたもの。紅茶特有の香りと苦味を生かした作品となった。

 審査委員長の笠原明さんは総評として、「年々クオリティーが上がってきている。特徴を出し過ぎるとバランスが崩れ、食べ物という観点からバランスが必要で非常に難しい」と総括した。

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