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伊豆で天城・浄蓮バスツアー 58年前のボンネットバス改修し活用

伊豆の踊り子号

伊豆の踊り子号

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 バスツアー「昔懐かしいボンネットバス『伊豆の踊り子号』で行く旧天城トンネル&浄蓮の滝」が8月6日・7日、修善寺駅を発着点に行われる。企画・運営は「東海自動車」(伊東市渚町)。

ボンネットバスの運転席

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 今回のツアーに使用するバス「伊豆の踊り子号」の車両は、1964(昭和39)年式のいすゞ製のBXD30。ボンネットバスはエンジンが運転席の前面にあることから特徴的な形をしている。1976(昭和51)年6月から天城路の観光路線バスとして走っていたが、老朽化により運行を取りやめていた。

 同社の土屋知也さんは「『伊豆の踊り子号に乗りたい』という声がたびたび寄せられ、そのたびに伊豆の踊り子号が多くの方々に愛されていると実感した。東海自動車のシンボル的存在でもある伊豆の踊り子号を元気にし、活躍の場を広げていきたいと思った」と話す。バスは創立105周年の記念事業の一環として、約6カ月の間、内外装やブレーキなど大がかりな整備を行った。

 ツアーは伊豆箱根鉄道・修善寺駅を出発し、旧天城トンネルや浄蓮の滝などに行き、修善寺駅に戻る約3時間の行程。川端康成の「伊豆の踊子」に登場する少女「踊子」の衣装を着たバスガイドが案内する。旧天城トンネルでは、ボンネットバスと「踊子」姿のバスガイド、作中の主人公である「青年」をイメージした学生服に身を包んだスタッフとの写真撮影ができる。修善寺の駅弁「武士(たけし)のあじ寿司」とミネラルウオーター「天城の水」「伊豆の踊子号」乗車記念のオリジナルうちわが配布される。

 土屋さんは「当時の面影を色濃く残した車両でのバスツアーは、過去を知るお客さまには昔懐かしく、知らないお客さまにとっては新鮮に映ると思う。お子さまから大人の方まで、世代を超えて楽しんでもらえる、乗ること自体が目的となるような魅力的なバスの旅を提供していきたい」とも。

 料金は大人=5.800円、子ども=4,800円。両日とも午前と午後に1便ずつ運行。定員は各便20人。予約は同社まで。

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