十国峠(函南町桑原)山頂にある展望台が8月11日、「パノラマテラス1059」にリニューアルオープンした。
1956(昭和31)年にケーブルカーの運行が始まり、同時に来場者の休憩施設として標高770メートル部分にオープンした同施設。元旦には県内外から多くの人が訪れる初日の出のスポットとしても知られている。
今回のリニューアルは、同展望台を「PANORAMA TERRACE 1059(てんごく)」に名称変更し、敷地内を整備して案内板やフォトスポットを設置。眼下に広がる駿河湾や富士山を望む施設西側にはテラス席を用意している。
展望室内のカフェ施設も「TENGOKU CAFE(天国カフェ)」にリニューアル。カフェでは静岡茶を使った「1059モンブラン」(1,000円)や「1059フルーツ」(780円)、同施設から眺める景色をイメージした「TENGOKU DRINK(夕焼け・空)」(各500円)、「峠チュロス」(500円)などが並ぶ。
同施設について土屋敦生支配人は「観光客の来場はもちろんだが、この場所は360度景色が広がる場所。仕事などで疲れたときに立ち寄ってもらい、癒やしの施設としても機能していければ」と話す。