自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「チャトラコーヒー」(沼津市大手町)が1月12日、オープンする。
店舗面積は約80平方メートル。席数は15席。11種類の自家焙煎のドリップコーヒーと、パティシエが作る「カスタードプリン」やチーズケーキ、焼き菓子などを提供する。コーヒー豆やコーヒー器具などの販売も行う。店の売り上げの一部は保護猫活動に寄付する。
同店は2022年11月21日、旧加藤靴店の空きビルを利活用し地域活性化を目指すプロジェクト「_for now」で今年3月まで期間限定で営業していた。同年5月から仮店舗で営業を行いつつ、内装工事を進め、今回正式オープンとなった。
店主の古谷哲成さんは「コーヒー生産国で丁寧に人の手で育てられ、人の手でつまれたコーヒー豆を使っている。『コーヒーで穏やかな日常を』をテーマに、忙しい日常を送る人たちに、コーヒーを飲む時だけでも穏やかな気持ちで過ごしてもらえるような空間を提供したい」と話す。
パティシエの市川真帆さんは「素材の味を生かしたシンプルな洋菓子を提供していく。コーヒーとの相性にも気を配っている。硬めに仕上げた『カスタードプリン』は、濃厚で卵のコク深さが味わえるよう試作を繰り返し配合にこだわった」と話す。
古谷さんは「今後は軽食の提供や、コーヒーの入れ方講座、音楽ライブなども開きたい。コーヒーを通じて、人と人がつながる場の提供をしていきたい」とも。
営業時間は、平日=8時~18時、土曜・日曜・祝日=10時~17時。水曜定休。