伊豆・三津シーパラダイス(沼津市内浦長浜)で3月18日と19日、ゴマフアザラシの赤ちゃんが生まれた。
3月18日に生まれた赤ちゃん(手前)と19日に生まれた赤ちゃん(中央) 【関連画像4枚】
18日に生まれたのは雌で、体長80センチ、体重8キロ、母親はナナコ。19日に生まれたのは雄で、体長88センチ、体重11.2キロ、母親はエリザベス。父親は現在確認中だという。同館にいるゴマフアザラシは今回の出産で13頭になった。
「先輩」アザラシたちは、赤ちゃんの様子を確認しに、たびたび泳いで近寄っていた。2日連続の赤ちゃんの誕生で同館には多くの来場者が訪れ、赤ちゃんの様子を眺めたり、カメラを向けたりしていた。
同館飼育長の土屋考司さんは「かわいい赤ちゃんが2日連続で生まれてうれしい。授乳期間の2、3週間は全身白に近い色をした産毛に覆われているが、離乳後換毛して大人と同じゴマ斑点模様になる。赤ちゃん特有の、白くふわふわな姿を見られるのは今だけ」と話す。命名方法については現在検討中という。
神奈川県から訪れた大橋文子さんは「赤ちゃんは水にぬれたくないのか岩場に上がっていたが、波にさらわれ海に入った時、今日生まれたばかりなのに、しっかり泳いでいて感動した」と話す。御殿場市から訪れた佐藤夏美さんは「アザラシが好きで、同館のSNSでアザラシの赤ちゃんが生まれたのを知り見に来た。この子たちの成長を確かめにこれからも訪れたい」と笑顔を見せた。
営業時間は9時~17時。入場料は、大人=2,200円、4歳~小学生=1,100円。