三島市が5月8日、自転車専用ヘルメット購入費の補助金申請の受け付けを開始した。
4月に施行された改正道交法の「自転車利用時のヘルメット着用努力義務」を受け、ヘルメットの着用を推し進めるために実施する。県東部では初の取り組みとなる。補助金額はヘルメット購入額の2分の1(上限2,000円)。申請できるのは同市民のみで、3月1日以降に市内の店で購入したヘルメットを対象とする。
同市地域共同・安全課の岩崎淳子課長は「受け付けを開始した8日には、100人を超える人が市役所中央町別館の申請窓口を訪れた。ヘルメット着用を促進し、交通事故による被害の防止につながれば。ヘルメット着用は浸透しきっておらず、高校生や大学生など若い世代にヘルメットをかぶらないで自転車に乗る人が多い印象。若い世代にもヘルメット着用が広まってほしい」と話した。
市内で自転車店「サイクルショップゲンノジ」(三島市東本町)を営む高橋弦一さんは「4月になって電話や来店の問い合わせが増えた。一時期はヘルメット着用が格好悪いとされていたが、自転車事故は軽度の事故でも大きな損害につながる。まずは子どもから先に装着が一般化してほしい」と話す。