フォーラム「国際ソロプチミスト駿河 クラブユース・フォーラム」が5月20日、沼津市民文化センター（沼津市御幸町）で行われた。

フォーラムの様子

　国際ソロプチミストは、約120の国と地域に約2950のクラブが存在し、女性と女児の生活の向上を目指す女性によるボランティア奉仕団体。今回のユースフォーラムは、人生の多様性や可能性に気づき、次世代のリーダーシップを担う人材を発掘する企画。

　今年は「日本の伝統文化 学び・つなぐ」がテーマ。静岡県東部エリアの7つの高校から9人の女子生徒が選ばれ、書道や、祭り、折り鶴など日本の文化についての思いを、それぞれが発表した。

　審査の結果、沼津中央高校3年の多田愛萌さんの「未来へと受け継がれる文化～三島に息づく先人たちの想（おも）い～」が代表に選ばれた。多田さんは、三嶋大社で行われる「水産祭」や三島市立公園「楽寿園」、市内を流れる源兵衛川などの文化を次世代に継承し、世界に発信する大切さを伝えた。

　多田さんは8月に京都で開催される「ソロプチミスト ユース・フォーラム 2023 in 京都」に出場する。多田さんは「静岡の文化を掘り下げ、多くの人に地元の魅力を伝えたい」と意気込む。