長泉町内の飲食施設で2月1日から、「第3回カツコン」が開催されている。
長泉町内で肥育された「あしたか牛」の肉を使ったメンチカツ料理を提供する同イベント。もともとは食品加工会社である東平商会(長泉町)が開発したメンチカツ「長泉あしたかつ」を発表したのがきっかけ。
その後、地場産食材の活性化を目的に、地元商工会の呼び掛けで2013年から町内の店舗と一緒にコンテストを実施。今回のコンテストは、町内に限らず周辺の店舗も含め14店舗での開催となった。
長泉町商工会議所の勝又清慈さんは「2月の受験シーズンにちなんで、『あしたか牛カツ=明日勝つ』と、受験に勝つイメージでコンテストを企画した。町内の人だけでなく、広く知ってもらい特産品の味を知ってほしい」と話す。
昨年度優勝した静岡がんセンター内にある喫茶あしたかは、昨年優勝した「あしたかギュッバーガー」(330円)を改良し、大会初の2連覇を狙う。
今年はバンズに全粒粉を使ったものを選び、ケチャップやマスタード、ブラックペッパーやピクルスの入ったバーガーで挑む。「昨年の優勝作品は照り焼きソースを使った和風のものだったが、アメリカンテイストなものに仕上げた」と話すのは、同商品の開発に携わった鈴木紀子さん。
鈴木さんは同商品について「具材を『ギュッ』と入れるだけでなく、受験生の母が子どもを抱きしめる気持ちも入れている」と話す。
投票は商工会ホームページで受け付ける。3月15日まで。