社会実験企画「OPEN NUMAZU 2023」が7月14日から、沼津仲見世商店街(沼津市大手町)で行われている。
2022年4月に始まり、今回が3回目。「沼津市中心市街地まちづくり戦略」実現に向けて、街中の公共空間や資源を使い、人中心の街中をつくり出すための取り組みの一環。これまでは1カ月間だったが、今回は半年間実施する。
仲見世商店街の旧マルサン書店仲見世店前、仲見世パーク2前、旧イナノ文具店前に、自由に利用できる椅子やテーブルを設置する。毎月第3週の金曜~日曜には月替わりのテーマでイベントを開くほか、飲食店など4店舗が出店する。
7月は「MUSIC」をテーマに、ジャズやバイオリンの演奏、DJパフォーマンス、ストリートピアノの設置などを行った。旧マルサン書店仲見世店では、「循環ワークス」(沼津市我入道)が使われなくなった家具などを提供する「まちなか循環マーケット KAN KAN MARKET」を開催。マルサン書店で不要となった大型家具や什器(じゅうき)などを無料提供した。
運営事務局の古地由莉香さんは「半年間という長期の実践で、より日常へつながる取り組みとし、街中が歩いて楽しい場所になることを目指す。市内に点在する魅力を街中に集約し、点を面としていけたら。社会実験として終わるのではなく、日常として文化として街中で過ごす時間が増え、住みたくなったり街を好きになったりするきっかけにしたい」と話す。
12月下旬まで。