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沼津で移住促進「沼住クエスト」 「ここで装備していくかい?」企画も

「沼クエ」用に作成した沼津市を模したポスターと、「ここで装備」した矢田さん(写真中央)

「沼クエ」用に作成した沼津市を模したポスターと、「ここで装備」した矢田さん(写真中央)

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 「沼住(ぬまじゅう)クエスト冒険セット」の販売が9月13日、沼津市観光協会(沼津市大手町)で始まる。

「沼住クエスト」ひみつ地図

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 同セットは、沼津市への移住に関心を持つ人や沼津に移住したばかりの人を対象に市内を「冒険」してもらうセット。セット内容はトートバッグと地図。地図には地域の名物や飲食店のほか、冒険を攻略するのに必要な「賢者」の情報を掲載している。

 「賢者」のモチーフは実在する市内先住者。訪れた人に沼津移住のポイントを教える。賢者や地図上にある施設「沼住モンスター」の店を3カ所以上利用してスタンプを押してもらい、課題をクリアした人には沼津市をかたどった「沼住ピンズ」を進呈する。

 同セットを企画したのは沼津のクリエイターが集まる「沼津未来クリエイティブ」(大手町)。企画を担当したゲームプロデューサー「コヤ所長」こと小山順一朗さんは「移住の情報は良い部分だけをフォーカスしがちで、移住してからミスマッチに気付く事例が多い。『賢者』に見立てた先住者とコミュニケーションを取ることで、移住での不安や心配事を解決できる仕組みを考えた」と話す。

 ゲーム要素を取り入れた理由については、「楽しんで参加してもらい、沼津の良さ・課題を自身で見つけてほしい。参加への障壁を低くするためにゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用するゲーミフィケーションを採用した」と話す。

 16日には新聞販売店「NewStand+(ニュースタンドプラス)」(大手町)で販売記念イベントを開催。冒険セットを購入した人限定で、沼津御用邸記念公園(下香貫)で採取した小枝を進呈する。店主がロールプレイングゲームでおなじみの「ここで装備していくかい?」と聞くサービスも提供する。

 同店店主の宮川真由美さんは「単なる枯れ木だが、よりゲームの世界に浸ってもらうために用意した。ロールプレイングゲーム好きなら1度は言われてみたいせりふ。ぜひ沼津の街を冒険してほしい」と参加を呼びかける。

 冒険セットの価格は1,000円。100セット限定。記念イベントの時間は10時~15時。

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