イベント「第14回みなとオアシスSea（シー）級グルメ全国大会」が10月28日・29日、沼津港（沼津市千本港町）で行われる。

「深海エビとアジの沼津小判めし」

　静岡県では初の開催となる同イベント。過去最多となる全国33の「みなとオアシス」から集めた地元水産物を使ったグルメから、来場者の投票でグランプリを決める。

　「みなとオアシス」とは、港を核とした地域活性化促進のため国土交通省が展開している登録制度で、全国で約160港が認定されている。

　沼津港は「深海エビとアジの沼津小判めし」でエントリーする。「苫小牧港」（北海道）の「ほっきカレー」や「宇野港」（岡山県）の穴子を混ぜ込んだ焼き飯に温泉卵をトッピングした「たまの温玉めし」、「鹿児島港」の「姫甘えびの海鮮まん焼き」などもエントリーする。

　沼津の農水産物を販売する「沼津自慢物産エリア」の設置や、魚市場のマイナス60度の冷凍庫体験企画、海上自衛隊掃海艦の艦艇公開なども行う。

　ステージには、市内の高校生による吹奏楽やダンス、応援団、チアリーディングなどのパフォーマンスやお笑いコンビ「南海キャンディーズ」しずちゃんのトークショー、「ダイノジ」らの漫才などを用意する。表彰式には共に燦々（さんさん）ぬまづ大使のタレント間寛平さんとモデルの藤木由貴さんが登場する。

　沼津市産業振興部水産海浜課主任の漆畑貴之さんは「沼津の魅力を全国に発信していきたい。沼津港を楽しみ、全国各地のSea級グルメを味わって魚をさらに好きになってもらえたら」と話す。

　開催時間は、28日＝10時～16時、29日＝10時～15時。入場無料。