イチョウの落ち葉を集めて作った「黄金参道」が12月3日、長光寺(函南町畑)境内に登場した。
境内にある推定樹齢300年のイチョウの落ち葉を集めて参道約50メートル間に敷き詰めた。長光寺住職の柿沼忍昭さんが2012(平成24)年から始めて、今年で12回目となる。
柿沼住職によると、準備には3日間かかるという。参道の外側にイチョウの葉を盛り上げる「基礎工事」を行った後、軽トラックで集めたイチョウの落ち葉を敷き詰める。完成後は毎朝ブロワーで参道の形を整えているという。
柿沼住職は「アートとして『魅せる掃除』をしてみようと始めたのがきっかけ。ブロワーを使う技術が上がり、今では葉っぱ一枚でもブロワーで自由自在に操れるようになった」と笑顔を見せる。
「遠慮して黄金参道の外を歩く人も多いが、ぜひ真ん中を歩いてほしい。ただし同時にネコの絶好のトイレ場所でもあるため、『ウン』に気を付けて『運』を上げてもらえたら」とも。
12月16日まで。