見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

清水町の水族館に「辰幼神社」 タツノオトシゴなどの幼魚展示 ご利益報告も

辰幼神社に参拝する子どもたち

辰幼神社に参拝する子どもたち

  • 2

  •  

 幼魚を展示した「辰幼(タツヨウ)神社」が現在、幼魚水族館(清水町伏見)で話題を呼んでいる。

幼魚水族館の水槽内にお目見えした「辰幼神社」

[広告]

 水槽内にミニチュアの神社本殿と鳥居を設置し、タツノオトシゴやヨウジウオ、ホソフウライウオ、ホウボウなどの幼魚45匹を展示する。

 同館の鈴木香里武館長は「タツノオトシゴまたはヨウジウオが一度に3匹参詣している様子を撮影できるとご利益がある」と神社の珍しさについて話す。

 同館広報の石垣幸二さんは「タツノオトシゴはワシントン条約で流通が止まっていて、現在はブリーディングするか、幼魚を岸壁から採集して育てるしか方法がない。深海魚のホソフライウオの幼魚の展示も非常に珍しく、世界中で恐らくこの水族館だけ。タツノオトシゴとその親戚に当たるヨウジウオ、そのかけ合わせのホソフライウオの『辰オールスターズ』が同時に展示されているのはここだけ」と話す。

 参拝をした、中平颯星さんは「辰幼神社参拝後に岸壁採集に出かけたら、江浦付近でリュウグウノツカイの幼魚を採ることができた。ご利益があったので今日もまた参拝に来た」と早速のご利益について喜びの報告を行ったと笑顔で話す。

 石垣さんは「年始から地震など大変な事態が続いているが、その中でも幼魚を見て、いいことがありますようにと少しでも明るい気持ちになってもらえたら」と話す。

 開館時間は10時~18時。入館料は、大人=1,400円、中学生・高校生=1,200円、小学生=700円、幼児(4歳以上)=500円。展示は1月31日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース