沼津市出身でフェンシング・女子エペ・日本代表の鈴木穂波選手が2月14日、沼津市立第二小学校で「スマートフェンシング」体験講座を行った。
スマートフェンシング体験講座の講師を務めた鈴木穂波選手(関連写真5枚)
この日は同校1年生~6年生の児童約100人が参加。鈴木選手がフェンシング競技の解説を行った後、やわらかい剣と導電ジャケットを使ってフェンシングの体験ができる「スマートフェンシング」の個人戦と、鈴木選手と各学年の代表による対戦などが行われた。
沼津市は2019(平成31)年2月、日本フェンシング協会と包括連携協定を締結。フェンシングを通じたまちづくりを推進している。沼津市役所ウィズスポーツ課の杉山亮太さんは「希望する地元小中学校を対象にフェンシング体験教室を行っている。近年は沼津市内に競技施設ができたほか、地元クラブ所属の中学生がU17カテゴリーで国内ランキング上位に入り日本代表として世代別の国際大会にも出場するなど、沼津のフェンシングのレベルも上がってきている」と話す。
鈴木選手は「子どもたちはとても楽しそうに体験してくれた。試合は勝ち負けが大切だが、それ以上に試合までのプロセスが大事だと思う。調子が良い時も悪い時も学んでステップアップしていく。一つのことに取り組んで学んでいってほしい」と話す。
5年生の吉川顕叶さんは「フェンシングはもっと簡単に剣を突けるものだと思ったが、意外と剣が当たらず、試合では2回とも負けてしまった。体験することができとても楽しかったし、日本代表の鈴木選手がこうして学校に来てくれたことがうれしかった」と笑顔を見せる。