沼津商業高校(清水町)の生徒が町内事業所のPRポスターをまとめたパンフレットを制作し、3月15日、事業者に贈呈した。
同校情報ビジネス科マルチメディアコースの2・3年生が、28事業所へのインタビューを通じてポスターを制作。昨年11月~12月に「まちの魅力を発信!みんなで選ぶポスター展!」と題し、商業施設「サントムーン柿田川」や「清水町地域交流センター」と校内で展示し、来場者や生徒が好きなポスターへの投票を行った。
パンフレットにはサントムーン柿田川のテナントや町内の飲食店、整骨院、ペットショップのポスターなど28作品を、制作した生徒のコメントと共に掲載。「サントムーン柿田川社長賞」を受賞した同校2年の杉山和歌子さんが「竹茗堂茶店 柿田川店」(玉川)を訪れ、ポスターとパンフレットを贈呈した。
杉山さんは「祖母と一緒に暮らしているので、お茶を急須で入れるのはなじみ深い。総制作時間は30時間ほど。夏休みのいい宿題になった。学校の美術の先生のアドバイスも参考にしながら、ポスターを見た後もお茶のイメージが後味のように頭に残るデザインにした」と話す。
同店担当者は「直してもらいたい箇所を1回伝えただけで、このような素晴らしいポスターを制作してもらってうれしい」と話す。
杉山さんは「来年もいろいろな作品を作っていきたい」と意欲を見せる。