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沼津市長応接室に市在住のNFTアーティスト作品 動く墨絵展示  

(左から)頼重沼津市長とNAKANO yasuhiroさん

(左から)頼重沼津市長とNAKANO yasuhiroさん

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 沼津市在住のNFTアーティストN.Y.ことNAKANO yasuhiroさんの作品が5月20日、沼津市役所の市長応接室に展示された。

今回展示した作品「trajectory_V」

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 大学在学中に大手画廊に勤務し、卒業後は映像制作会社でCMやアニメ制作に携わっていたNAKANOさん。これまで、「ゴッド・ファーザー」デジタルリマスター劇場予告編のディレクションなどを手がけたという。2011(平成23)年、動く墨絵のデジタルアート作家としての活動を始め、2020年にNFTアートを始めた。墨とデジタル彫刻を使い、独自開発したアプリケーションでディスプレー表示。専用の額縁も独自開発した。

 今回展示した作品「trajectory_V」は2023 年11月に制作したもの。「金」をテーマに、経済や文化、要因など、人類の軌跡を表現したという。地球の中央に金色に輝く日本列島があり、フォークが刺さっている。作品は、保有者の山本敬介さんが沼津市に無償貸与し、展示した。

 NAKANOさんは「井上靖や芹沢光治良など、沼津を代表する作家と並んで展示され、市民として光栄の極み。これまで何万時間と映像に関わってきたので、飽きずに、毎回見る度に違うように感じられるスピード感、気持ちのいいスピード感を意識して制作している」と話す。

 頼重秀一沼津市長は「世界レベルで活躍しているNAKANOさんの作品を応接室に展示することができてありがたい。訪れた方にまず、この作品を紹介したい」と話す。

 今後について、NAKANOさんは「派手ではなく、この先1000年も持つような恒久的な作品を作っていきたい。世の中にないものを作ることは価値を創造すること。沼津に住みながら世界で展示していきたい」と意気込む。

 9月30日まで展示する予定。

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